大藪大麻裁判を継続していくために、皆様からの応援とご支援をお願いいたします。
大藪本人が制作した作品を返礼品としてお礼状と共にお送りいたします。

■ 大藪龍二郎から皆様へ ■

 2021年10月に始まった一審から3年以上が経過しました。ここまで丸井英弘弁護士、石塚伸一弁護士をはじめ弁護団としてご協力頂いている皆様には弁護費用はもちろん毎回の打ち合わせ、裁判毎の交通費など一切をボランティアでご協力いただいて参りました。また2024年10月までに、裁判毎に設置した募金箱やクリアライトHPに設置した募金口座、一般社団法人刑事司法未来HPに設置した募金は196,495円です。このお金はこれまで13回行われた裁判後に開きました報告会の会場費(6220円/一回使用料)と裁判所に提出する書類のコピー費用、意見書をお願いする費用の一部に全て使わせて頂きました。応援をしてくださった皆様、この場をお借りして改めて心より御礼を申し上げます。ありがとうございます。

 しかしながら、これから高等裁判所にて控訴審を迎えるにあたり、地裁で争った証拠や論点を今一度証拠・証人請求したり、新たに専門家に意見書を書いて頂いたり、証人として証言台に立って頂くなど、費用が多く必要となって来ます。通常、専門家に意見書を書いて頂く費用の相場は一件につき5万円〜30万円程度かかるとの事で、さらに例えば、検察側が証拠開示を認めた場合、開示する証拠関係書類のコピー費用は被告人側に請求されるのですが、1ページにつき50円程度請求されるうえに、地裁では裁判所と検察の2部提出すればよかったのですが高裁は5部提出する必要があるため、開示書類と提出書類の量を考慮すると数千ページに上り数十万円〜百万円近くになる事が予想されます。


 私個人の裁判であり、本来でしたら私自身がこれらの費用を全て準備するのが当然なのですが、恥ずかしながら私には今その費用を準備できない状況で、裁判を継続するかどうか深く悩みました。しかしながら、この裁判を通して現在の日本の大麻取締法の矛盾点を露わにし、この法律自体に違法性があるものとして真正面に臨むことは今後の大麻事件裁判に大きな変化をもたらす可能性があるとの思いが深まり、弁護団の先生方に相談したところ弁護費用については今まで通り完全ボランティアで継続し、その他の費用についてはさらなるボランティアや募金をお願いしてみたらどうだろうか?とご助言をいただいた為、裁判の継続を選択させていただきました。

 自分自身で費用を準備できていない中、大変恐縮ではありますが、私の作品を心ばかりの返礼の品として原価でご提供させて頂き、併せて皆様からの応援としてご寄付をお願いできましたら、大変ありがたいです。これまでも皆様から頂いたご支援に心から感謝すると共に、引き続き熱いご支援、ご協力をいただけます事を何卒お願い申し上げます。


2025年1月 大藪龍二郎拝